アイガモロボット

安心をめざして

アイガモ農法

アイガモ

濁らす、遮る、埋める

 「アイガモ農法」とは、水田の除草をアイガモにお願いする、無農薬・低農薬栽培の一種です。
 「アイガモが除草」というと、アイガモが雑草を食べてくれると思いがちですが、それだけではありません。アイガモが水田を泳ぎ回る事で泥がかき回され、雑草の光合成に必要な日光を遮ったり、雑草の種を土の中に埋めてしまったりする効果もあるのです。

アイガモの代わりに

 しかし、アイガモの飼育に手間がかかる、アイガモが水田をまんべんなく回ってくれない、他の動物に襲われるなど、決して簡単な農法ではありません。
 そこで誕生したのが、「アイガモロボット」です。

アイガモロボット

水田を走行するアイガモロボット

巨大クローラー

 アイガモロボットの特徴は、巨大なクローラーです。このクローラーによって稲をまたぐように走行することで、次の効果が得られます。

  • 稲と稲の間(条間)の雑草を踏みつぶす
  • 水を濁らせ、雑草の光合成を阻害する
  • 幼雑草や種に土をかぶせ、生育・発芽を阻害する

排気ガス、ゼロ

 アイガモロボットはバッテリで駆動します。そのため、排気ガスはゼロ。クリーンな農業に貢献します。

稲列に沿った走行

自律走行機能の開発

 自律走行機能を備えたロボットの開発を行っております。ロボットは、
・稲の列に沿った走行
・稲列終端部分での折り返し
を繰り返して水田全体の除草作業を行います。
 これまでに、折り返し部分に稲を植えないなど、ロボットに適した条件の下で、自律走行機能を実現しました。
 現在は、新たな除草技術として確立するため、農業者の協力のもとで、実際の現場で継続的に実験を行い、実用性を高めるための研究開発を進めています。

諸元

全長 500mm
全幅 450mm
全高 500mm
質量 9,200g
クローラーベルト幅 150mm

H20~21年度:経済産業省 「地域イノベーション創出研究開発事業」
H22~24年度:農林水産省 「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」
共同研究機関:県中山間農業研究所、県農業経営課、県農林事務所、岐阜大学、みのる産業(株)、(株)常盤電機

報告書