岐阜県防災リポートchアプリ

防災情報の有効活用に向けて

岐阜県防災リポートch

情報の収集と共有

H22.7.15豪雨災害
H22.7.15豪雨災害の被害状況
出典:一般財団法人消防科学総合センター
  •  災害時の被害を軽減するためには、どこで何が起こっているか、どこに何があるか、といった情報をすばやく知ることが重要です。そのためには、
    • それらの情報をできる限り正確かつ迅速に収集すること
    • それらの情報に容易にたどり着け、共有できること
    が必要となります。
  •  岐阜県では、災害発生時の情報収集システムの1つとして、防災情報リポーター(地域の防災関係者など情報提供に協力していただける方々)から携帯端末を利用して情報を提供していただく「岐阜県防災リポートch」を運用しています。携帯端末で撮影した災害現場の写真などをメールで送信することで、「岐阜県域統合型GISぎふ」上に情報を登録していただくものです。

高いアクセシビリティ

 災害時に必要となる情報の中で最も重要な項目の1つが「場所」に関する情報です。GIS(地理情報システム)は地図上に情報を重ね合わせて表示できるため、場所を基準としたわかりやすい形での情報共有が可能です。GISを活用したシステムでは、今いる場所、自宅など、指定した場所付近の関連情報に容易にたどり着くことができます。

みんなの力で情報収集

 災害発生時などの非常時に自治体等公的機関だけで情報を収集することは容易ではありません。しかし、携帯端末からGIS上に情報登録できる機能を提供することで、一般の方々の協力(自分の安全を確保した上で)により、情報をすばやく収集することが可能となります。

GIS+スマートフォン

GIS+スマートフォン

 これまでの防災リポートchで使用していたGISはスマートフォンの直観的操作に対応していませんでしたが、専用アプリ(Android版、iPhone版)を開発することで、GISに手を加えることなく、安価にスマートフォンからの情報登録を実現しました。スマートフォンにはGPSなど高度なセンサやカメラが搭載されていますので、現場写真などの状況把握に有益な情報をGIS上の正確な場所に登録できます。これにより、迅速かつ広範な情報収集を実現できます。

開発したアプリの特徴

直観的な操作

直観的な操作

 これまでの携帯電話を利用した防災リポートchは、登録場所の指定を住所入力により行っていました。登録場所の住所を知っていることが前提となっていただけでなく、提示されるリストから「市町村」→「字」→「番地」を順に選んでいくという方式を採用していたため、操作が非常に煩雑でした。本アプリでは、スマートフォンのGPS情報により現在地付近の地図が表示され、情報の登録場所を地図上で長押し(ロングタップ)することで指定することができます。

正確な位置情報

 災害情報では場所の正確さが大きな意味を持ちます。本アプリでは、表示される地図上で位置を指定することができますので、位置精度の高い情報収集を実現することができます。また、表示される地図上で2本の指の間隔を広げたり(ピンチアウト)、狭めたり(ピンチイン)すると、地図を拡大・縮小することができますので、情報をより正確な場所に登録することができます。

簡単に登録

 災害の種別は、表示される災害の種類一覧から目的のものを選択することで簡単に登録することができます。より詳しい状況や住所、目印となる建物などの情報もテキストで入力することができます。また、災害時の状況写真(事前に撮影しておく必要があります)は、端末内の画像一覧から選択し、自動的に作成されるメールに添付して送信することで登録することができます。

アプリイメージ

Android版

メイン画面 情報登録 凡例

※画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

iPhone版

メイン画面 情報登録 凡例

※iPhone版は岐阜工業高等専門学校が開発しました。

報告書